保育士の手取りが16万…一人暮らしがしたいけどできるの?…こんな悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。実際に手取りが16万だと自分の使いたい物を満足に使うことができない、貯金ができない、など、金銭的ストレスを感じますよね。
私自身、一人暮らしで手取り16万生活をしていて、かなり金銭的ストレスを感じていました。このまま低賃金で仕事を続けていいのか…毎月節約を常に頭に入れて過ごす毎日にうんざりしていたのが本音です。
そこで、実際私が手取り16万で一人暮らしをしていましたが、本当にできているのか、またこの低賃金ストレスは、保育士ならではの場合どんな物があるのか、私の経験談を含めて見ていきましょう。
目次
手取り16万保育士の金銭的ストレス
- 給料が上がらない
- スキル昇給がない
- 持ち帰り残業が多く、残業代がつかない
- 金銭的余裕が無い
上記の保育士の金銭的ストレス内容を1つずつ見ていきます。
給料が上がらない
保育士の給料は基本月給として決まっています。行事等で忙しい月があっても、月給が既に決まっているため、上がることはありません。毎月同じ給料、安定はしていますが、増えることもない。良いのか悪いのか…ですよね。
スキル昇給がない
会社の中には、昇給制度があり、成績を残すことによって月の給料が上がったりする職場もありますよね。保育士はそのスキルに見合った昇給が無いのがほとんどです。上の役職に就いたりすると昇給することはありますが、役職を持たない保育士は、どれだけ子どもの保育のスキルを上げても、どれだけ仕事に貢献しても昇給することがありません。年ごとに昇給するだけです。金銭面だけ見れば、やりがいはんー…というところですよね。
持ち帰り残業が多く、残業代がつかない
これは園によるかもしれませんが、私が働いていた園では、残業代が無く、持ち帰りも多かったので、無給料で仕事をしていました。家に帰ったらプライベートの時間なのにどうして無給で仕事をしているんだろう…と、辛くなりました。
時間も取られてしまうため、忙しい時期は「休日とは?」と思った事もあります。
金銭的余裕が無い
記事にも紹介していますが、手取り16万などの低賃金で世間でも有名な保育士は金銭的余裕がありません。頑張っても低賃金、いつも頭の中は節約のことでいっぱいいっぱいな毎日。毎月の出費を見てため息をつく毎日でした。
今月いくら使ったかな…貯金できるかな…と、金銭面に余裕を持つことができず、お金のことを考えるとストレスが膨らんでいきました。
月の出費内容
では、月16万手取りの私が実際に出費していた内容を紹介していきます。私の暮らしの環境を元に見ていただけるとわかりやすいかと思います。
百円単位は除外させていただいておりますのでご了承ください。
※私個人の出費状況のため、個人差があります。
- アパート相場が安い地域
- 駅が遠い場所で一人暮らし
- 車必須
- 保育士
月16万の出費表(私個人のおおよその出費)
家賃(3DK) | 4万8千円 |
水道光熱費 | 1万5千円 |
車(ガソリン・保険代) | 1万5千円 |
通信費 | 1万円 |
食費 | 2万円 |
日用品費 | 7千円 |
保育材料費 | 2千円 |
医療費 | 5千円 |
娯楽費(自由に使えるお金) | 2万8千円 |
貯金 | 1万円 |
*交通費・・・電車はたまに使うため、娯楽費に含んでいます
*保育材料費・・・職場から教材費が出なかったため(毎月おおよその出費例)
それぞれの出費内容
上記の表を見ながら、それぞれの出費の内容を詳しく解説します。私の暮らし環境を背景に見ながら見ていただけると参考になります。
家賃・・・4万8千円
3DKと見て驚く方が多いと思いますが、築年数が少し経っているにもかかわらず、外観もきれいで内装リフォームされている賃貸です。しかし、駅から歩いて35分という点からこの家賃で借りることができています。
水道光熱費・・・1万5千円
光熱費は大きく分けて、ガス代、電気代、水道代の3つです。水道代は2ヶ月に1度の支払いですが、出費ですので表の計算に入れています。それぞれのだいたいの出費としては、
・ガス代・・・8千円
・電気代・・・3千円
・水道代・・・4千円
これらを合計して1万5千円になります。冷暖房がいらない季節になるともう少し安くなりますが、冷暖房が必要な季節はもう少し金額が上がります。
車(ガソリン代・保険代)・・・1万5千円
車種はトヨタのRISEに乗っています。保育士として出勤する際に車を使用するため、ガソリン代がかかります。また、プライベートで遠出をする際のガソリン代もここに含んでいますが、だいたいの出費だと、
・ガソリン代・・・7千円
・保険代・・・8千円
基本この金額に収まります。遠出が増える時期はもう少しガソリン代が上がります。
通信費・・・1万円
通信費ですが、iPhone13proの4年払いで、無制限のプランにしているため、1万円ほど毎月かかっています。プランを変えればもっと安くなるのですが、制限があることへのストレスが嫌だったので、使用制限が無くストレスフリーに使用できるプランにしています。節約せず私のこだわっている部分でもあります。
Wi-Fiは、賃貸に元々ついているというまさかの超お得なお家だったため費用はかかっていません。最高です。ここのお得な節約を無制限プランに回しているようなもんです。
食費・・・2万円
自炊をしながら、値段を考えながら、節約をして2万が最小金額です。食べに行った時の金額が娯楽費として計算をしています。
日用品費・・・7千円
一人暮らしで必須となる日用品。シャンプーリンスや、洗剤、掃除用品やその他多くの物が必要になりますよね。月でトータルをすると7千円ほどになりました。
保育教材費・・・2千円
こちら厄介な保育教材費。私の所属園では教材費が出なかったので、シャボン玉や製作に使いたい材料を実費で購入していました。教材費が出る園は必要の無い出費ですね。
医療費・・・5千円
毎月ではありませんが、歯医者や検診で医療費がかかります。医療費がかかった時のおおよその金額を示しています。
娯楽費・・・2万8千円
友達と遊んだ時や、美容代、たまに使う電車代などを含めると残りがだいたい2万8千円の中でやりくりをしていました。月によって付き合いの頻度が違ったり、欲しい物が合った時は、貯金を減らして娯楽費として使っていました。
貯金・・・1万円
貯金1万円ですが、節約ができた時はもっと貯金ができましたが、月によっては貯金がゼロの月もありました。月収16万の厳しさを痛感しました。
ただ、正社員である保育士は、賞与がもらえるため、私は賞与をあまり使わずに貯金にまわしていました。そのため、月の貯金はあまりできませんが、賞与で貯金をすることができていましたが、やっぱり使いたいですよね…。
手取り16万でも一人暮らしはできる!
低賃金ということで、金銭面ではストレスを抱えてしまうことがありますが、実際の私の生活費用を見ると、手取り16万でも一人暮らしが可能なんです。ただ、月16万の生活は節約をすることが大切になってきます。
ただ節約をすることが嫌で、豊かな暮らしをしたい方は、月16万の手取りであればやめておいた方が良いかと思います。
なるべくストレスをためない節約方法
ではどうやって節約をして生活がしやすくなるのか、実際に私がしている節約方法について以下3つの解説をしていきます。他にも細かい節約方法はありますが、私が特に意識をしている節約方法の紹介になります!
- ポイント倍dayを狙って買い物をする
- 電気をこまめに消す
- 家計簿を付ける
- 保育教材費が出る職場に転職をする
- 500円玉貯金をする
ポイント倍dayを狙って買い物をする
薬局やスーパーでポイントカードが多く発行されていますよね!そのポイントを上手く活用するんです!だいたいのお店でポイントが貯められると思いますが、その中でも、週に2回ほどポイントが3倍または5倍になったりします。私はそのポイント倍dayになるべく買い物をするよう心掛けていました。
そうすることで、ポイントが早く貯まり、会計の時に使用したり、商品交換ができ、節約効果になります。薬局だとよく5倍dayがあるので、家に近い店舗の倍dayを把握しておくと良いでしょう。
電気をこまめに消す
一人暮らしのため、電気を付けたまま寝落ちをしてしまうことや、使っていない部屋の電気を付けっぱなしにするなど、節電ができるところで怠っていました。
そのため、節電をするために、使っている部屋のみ電気を付ける、いない時はなるべく消すという癖を身につけました。
また、電気の明るさを調整し、自分が過ごしやすく、明るすぎないような光に調整をすることで、さらに節電効果に繋がりました。
家計簿を付ける
これは私が一番意識をした節約の1つです。毎月の出費がどれくらいなのかを把握しておくことで、「今月はこれに使いすぎたな」「今月はこれだけ節約ができた!」など反省点も見つかれば、節約の成果も見つけることができます。また、貯金が多くできた月はモチベーションにも繋がり、次の月も頑張るぞというきっかけにもなりました。
家計簿を付ける際は、携帯アプリで全て完結させました。
保育材料費が出る職場に転職をする
保育材料費が多く出費する場合は、転職をするのも1つの手です。月で見ればそこまでかかっていませんが、これを年単位で見ると、合計はなかなかの金額になります。教材費が出ない園もありますが、もちろん教材費が出る園もたくさんあります。
思い切って職場をしてみることもおすすめです。(下記に転職サイト紹介あり)
500円玉貯金をする
これは節約とは少し違いますが、長年趣味感覚でやっているので紹介します。500円玉貯金ですが、基本会計の時に無理に500円玉を作のではなく、家に帰った時点で財布の中で500円玉があったら、貯金をするという自然貯金のような感覚でやっていました。
貯金をしていくと、知らないうちに1年で10万ほど貯まっていたことも!!
無意識やっていた貯金がいつの間にか大きな節約に繋がったんです。貯めたお金で欲しかったソファを買い、残りを貯金に回しました。
まとめ
保育士は肉体労働にもかかわらず、低賃金ですよね。結果的に手取り16万でも一人暮らしはできます!しかし、賞与で貯金ができるものの、毎月節約をしてカツカツの生活を送っていました。娯楽費が無いわけではありませんが、常に節約を考える日々、ストレスもたまりました。
一人暮らしができても、娯楽費が少なかったり、節約ばかりを考えることが嫌という方は、手取り16万のお給料であれば、向いていないかもしれません。正直なところ、そのくらいカツカツになります。
ただ、一人暮らしができるのはとても楽しいですよね!保育士さんにとって
今の職場の給料に悩んでいる保育士さんへ
保育士として、やりがいはたくさんあります。でも、金銭面も保育士さんにとって大切なやりがいポイントの1つだと思っています。どれだけ頑張っても、年に1回数千円の昇給があるだけ。一人暮らしをしたい保育士さんにとって月の数字は大切なことです。このような悩みを抱える保育士さん、転職のプロ保育エイドに頼ってみませんか?
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