3歳児への接し方がわからない!3歳児担任の悩みとアドバイス~経験から思うこと~

癇癪や自我が強い時期である3歳児への接し方に、悩む保育士さんは多いのではないのでしょうか。私自身、3歳児担任の経験がありますが、接し方がわからず、限界を感じ、何度も辞めたいと思ったことがあります。
具体的に私が担任をしていた時期、以下の苦しい悩みを感じていました・・・



3歳児担任の悩み(経験から感じたこと)

3歳児は幼児クラスではありますが、泣くことがまだまだ多い年齢。コミュニケーションも1学期などは特に難しく、聞いても泣く、共感しても泣く、スキンシップを取っても泣くなど、常に泣いている状態で、コミュニケーションどころではなく、どうすればいいかわからず、保育士の負担になってしまいます。

3歳で入園した子どもや、進級した子どもも環境が全く違うため、年中さんや年長さんのように保育士の話を聞くという習慣がついていません。単純な声かけでは集まれない事が当たり前のため、子どもが興味を持てる導入をしていくことが難しく負担に感じる方が多いのではないでしょうか。

初めて親から離れる子どもが多いため、園になれる事から始まるため、保育士との信頼関係は築きづらいのが特徴です。そのため、中々心を開くことができない子どもに対して、今後信頼関係ができるのかと、不安が大きくなっていました。

3歳児でもトイレトレーニングを終えていない子どもが最近は増えてきました。実際自分のクラスにもオムツを履いている子どもがいて、様々な行事をこなしながらトレーニングも併合して進めることが、大変と感じる方が多いと思います。心の中で、「家庭でもう少し頑張ってほしい・・・」と思うことも。

3歳児への接し方のアドバイス

じゃあどうやって3歳児と接すると良いの?

このような悩みに何度もくじけそうになりましたが、保育での関わりを工夫したり、自分の考え方を変えたりして、改善をしていきました。すると自然と自分の心も楽になり、自分の関わりに自身がつくようになっていったんです! 
実際にやってみた経験を以下にまとめました。

泣いてばかりの子どもたちにどうすればいいかわからなかったため、3歳の子どもは泣くのが当たり前なんだという感情で、とにかく泣く子どもの思いに共感をしまくっていました。
例)子:「ママに会いたい~泣」 → 保:「会いたいよね、そうだよね」
このように、泣いている子どもの気持ちが安定する近道として、常に共感をしながらスキンシップも行っていました。
簡単なようで自分のメンタルとの戦いでもありますが、するとしないで全然子どもの心の開きスピードが変わってきます。

3歳だと、言葉は話せるようになってきますが、SOSが出せないことが多いです。
そのため、子どもの様子を見て、
トラブル時
様子がいつもより落ち着いている時
泣いている時
など、子どもの様子に変化が起きた時に、できるだけ1対1で話をする時間を作っていました。
泣いて落ち着くことができない子どもへは、別室で抱っこをしながら共感をして安心できる場を作ります。
また、話すことが難しい子どもに対して、○×のマークを見せ、指さしをしてもらったり、代弁をして、うなずきを誘うことで、子どもの気持ちに寄り添うことができるようになっていきました。

子どもの不安は、スキンシップによって解消されていくことが大きいと思います。そのため、初めてできた時、泣いた時などは抱きしめたり、ハイタッチをしたり、手を繋いだり、スキンシップを取ることで、子どもが安心でき、子どもとの信頼関係ができるきっかけにもなっていきました。

ただ「集まって~」と声をかけるだけでは集まらないのが3歳児。私もここはかなり苦労しました。。。そのため、子どもの好きなものって何だろうと考えたとき、手遊びや絵本、クイズをすると、子どもが自然と集まり、活動にスムーズにつなげることができました。
パネルシアターをたくさんするのは少し大変だったため、パネルシアターの一部を使って、「○○が遊びに来たよ~!」とシアター材料を使ってお友だち紹介をすると、魔法のように興味を示してくれます。
また、絵本については子どもも興味を示してくれる一つです。シアターなどの準備が必要ないため、かなりおすすめです。「絵本を読む→子どもが落ち着く」のため、活動につなげやすくなります。

上記のサイトでは、種類がとても豊富な絵本を取りそろえているサイトです。私も活用していますが、人気の物や、試し読みもできることで安心して購入することができます。


絵本ナビで保育の味方を是非探してみてください。

3歳児の担任の魅力って?

3歳児は、初めて親と離れる子が多かったり、乳児クラスから幼児クラスへと環境関わり不安定になる子がいたりと、情緒の安定が難しい時期でもあります。(特に1学期)しかし、3歳児の子ども達は魅力がたくさん詰まっていて、担任としてのやりがいもたっぷりです!
「ママ~泣」と泣いていた子どもが、後期には「先生大好き!」と言ってくれたり、伝えられなかった子が伝えてくれるようになったり、泣いて登園する子どもが、笑顔で登園ができるようになったりと、小さな成長をたくさん見届けることができるのも、3歳児担任ならではのやりがいでもあり、特権ですよね!
3歳児で担任をした子どもが卒園をする時、私自身、涙が止まりませんでした。成長が嬉しく、少しさ寂しくもなり、第2の母のような気持ちになり、この子達の3歳時期の担任を1年頑張ってきて良かったと強く実感することができました。

まとめ

いかがでしょうか。3歳児は感情コントロールが難しく、特に4.5月は泣いてばかりの子どもたち。子どもたちの泣き声でメンタルが落ちてしまう保育士さんも多いと思います。私自身も泣き声や保育の難しさに限界も感じました。
しかし、純真でまっすぐで、ありのままを伝えてくれる本当にかわいい子どもたち。いつか自分の頑張りは、子どもの良い成長でかえってきてくれます!
広い心で、楽しく保育をしていきましょう!!

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